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やっとブルックス山脈突入
アラスカに到着して1週間目にして、やっとブルックス山脈を越えた。

峠付近は、過去ずいぶん滞在しているので、今回はあえてパスし、雰囲気のいい場所に陣取ろうと考える。
が、この付近はもう知り尽くしているので、どこへ行っても新鮮さはない。
結局は定番の場所に落ち着く。


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雲が多いがオーロラもやってきた!今夜はどのような展開を見せるか?




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ついにタラコ型オーロラの出現。
何とも言えない瞬間である。この後、どう展開するのか?



多分、この唇は大きく開けられるだろう。





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見事にタラコ全開する。大宙が口を開けた瞬間。
地上の私も吸い込まれそうな感じだ。



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北のそらから、煙のように立ち上るオーロラ。




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東の空も同様である。




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偶然、新しい撮影を発見。撮影中に三脚をけっ飛ばすものだ。
2台の三脚を立て、その間を走り回っているため、このような事態もしばしば起こる。




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朝が近く、明けてきたにも関わらず、モクモクと湧き上がる活発なオーロラ。




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夜明けが近い。
ひと晩、それなりにオーロラに見舞われた夜明けはなんとすがすがしいのだろう。
明日(今夜?)もこの続きを楽しみたいものだ。



中垣哲也ウェブサイト
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北極圏に向かって・・・9月4日未明から
ユーコン川を渡り、どんどんと北へ進む。
確率的に、よりオーロラが出やすい場所に向かっているわけだ。

日付が変わったころ、北東の空にそれらしき気配を感じる。
実は深夜までオーロラが音沙汰ないのは、あまり活発なダンスを見られない可能性が高いため、
撮影場所が見つからないが、焦ることもない。
オーロラが登場した時点で車を停めて、撮影を開始しよう。

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穏やかなオーロラが登場。北極圏寸前は森林もか弱くなってくる。

やはりそれほど見せ場もなかった。
オーロラが途切れたところで、さらに北上。

やがて森林がなくなり、荒野のような岩場がある。
Finger Mountainという、指の形をした大きな岩がある高台に到着。
すでに夜が明けようとしてきたため、ここでラストチャンスを待つ。
ここは常に強風に見舞われるため、森林がないのだろう。
私も重たい三脚が空を飛ばないように手で支えながらの撮影を強いられる。

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夜明けが近いが、かすかなオーロラが見られた。


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この日はさらに北上、北極圏の北緯66度33分のラインを越える。

今回の撮影のテーマはrefrectionである。
ひたすら水たまりを探す。が、簡単に陣取れる湖など、簡単には見つからない。


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晩秋を映し込む美しい湖を発見。お月さまの出る方角もばっちりで、今夜はここでオーロラを待とう。



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狙い通りにオーロラ出現。


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期待通り、月とランデブーする絶好のチャンスに恵まれた。
この続きはぜひスライドショーでご覧いただきたい。

中垣哲也ウェブサイト
気を取り直して北極圏へ
9月3日(月)

いよいよ、4日間過ごしたアラスカ山脈沿いのローカルなハイウェイともお別れだ。

この道の出口にはPaxonという小さな集落があるが、唯一?のコンビニエンスと思われる場所があった。
(言い回しが複雑だが、スタンドやレストラン、バー、小売りまでもある)

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ガソリンを入れるついでに、シャワーがあるか尋ねると、5ドルでいいよと、
まるで幽霊屋敷のような、地下室の怪しい部屋に連れていかれた。
だだっ広い部屋の奥に単にシャワーのみがある、日本ではあり得ない空間。
ちゃんとお湯も出たので、ラッキーである。

とにかく、心身ともにリフレッシュ出来た。
気持ちはすでに北極圏に飛んでいた。
さあ、急ごう。

このPaxonから、リチャードソン・ハイウェイを北上、アラスカ山脈を縦断する。
このルートは、壮大なアラスカ山脈を間近に仰ぐことが出来るが、「大山脈を乗り越える」という感じはなく、快適なハイウェイである。
4年前の2003年にも、オーロラの撮影場所を求めてカナダ・ユーコン側からこの道を訪れたことがある。

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夕べ遠くに見えていた氷河の近くを通る。

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アラスカ山脈には多くの野生動物が潜んでいる。
それらの姿を頻繁に見かけることは難しいが、足跡や糞、獣道などの「気配」は、至る所で見かけることが出来る。

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アラスカを縦断する石油パイプラインは、ブルックス山脈とアラスカ山脈という大きな壁を二つも乗り越えている。
もちろん乗り越えるのは山だけではなく、厳しい環境もだ。

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アラスカ山脈を越える。

アラスカ山脈を北へ越えると、空がとても広く感じる。
今までいたところと、明らかに天候が違うような気がする。
青空がいっぱいに広がっている。


広大な平野が広がり、その中にアラスカとカナダを結ぶ「アラスカ・ハイウェイ」が貫いている。
アラスカ山脈を縦断したリチャードソン・ハイウェイの北の終点は、このアラスカ・ハイウェイとの合流点であり、デルタ・ジャンクションという町である。

思えば4年前の2003年、アラスカ・ハイウェイを走っていた私は、撮影場所を見つける前にオーロラのブレイクに遭遇、
慌ててハイウェイ脇に車を止めて撮影をした。
その時にうまく撮れたのが私の代表作でもある「Road to the Universe」である。
撮影場所が見つからなかったのが幸運をもたらしたのだった。

さて、このデルタ・ジャンクションには興味深いギフトショップがある。
ギフトの他にライフルやガンなどが所狭しと並べられている。
日本ではあり得ないこの光景をぜひここで紹介したく、
いかつい店主に「このお店の写真を撮っていいか?」と恐る恐る尋ねて見ると「Sure」と、意外にも快い答えが返ってきた。

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     アメリカではハンティングはメジャーなスポーツである。


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     まるでおもちゃのピストルのように、無造作に積み重なれていた。


フェアバンクスで、北極圏での生活物資を供給、すぐに北へ進む。
今夜中に北極圏へ突入したい。

フェアバンクスからい1時間半も走って、そこから始めてダルトンハイウェイが始まる。
道のりは長いのだ。

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     2004年の山火事の跡。その時は辺り一面煙に覆われていて、息をするのも苦しかったように覚えている。

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     3年経つと、新しい命が着実に誕生しているのを確認できる。


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     アスペン(白樺の一種)とトウヒ(北方森林の大多数を占める)の混合森林も見られる。
若い森の成長過程である。


真っ暗なユーコン川を渡り、北極圏(北緯66度33分)を目指すが、深夜オーロラらしきものが見えてきた。

中垣哲也ウェブサイト
9月1日、アラスカ山脈+オーロラをとらえられるか?
9月1日(土)デナリからのローカルなハイウェイをさらに進む。

撮影場所を探しながら、ゆっくり進んでいるので、なかなか終点までたどり着かない。

とにかく雄大な景色は私を楽しませてくれる。天候が良ければ申し分ないのであるが・・・

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     秋もそろそろ終わり? アラスカ山脈とツンドラ

日本からの情報で、そろそろオーロラが活発になるだろうとの吉報を受けていた。
この絶好のタイミングを、どこで迎え撃つかが大きな問題だった。
今回は、「オーロラが出やすいベストな方角に、絵になる山と湖が一緒に存在するところで、
夜通しスタンバイできるところ」を探す旅でもあったが、
この条件を満たす場所は簡単には見つからないのである。

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  たまには自分も撮らなくては・・・そんなふうに普段は決して思わないが、こんな景色の中ではそんな気分にもなるものだ。

今まで何度も取材してきた極北の場所には、この条件を満たすロケーションはほとんどない。
普段はオーロラからは少し遠いが、活発なタイミングに当たったならば、
それらの条件を満たす場所がこのハイウェイにはあった。



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     ビーバーがいる静かな湖で、北東の方向にいい山があった。気持ち良さそうに、優雅に泳いでいた。

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     ビーバーの巣。かなり頑丈に作られている。




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     一瞬の晴れ間は「今夜こそっ」と、期待させる。




晴れそうでなかなか晴れない天気、とにかく祈るような気持ちで撮影の準備を整える。

北東の方向の雲が切れてきた・・・今夜は期待できるだろうか。

・・・




9月2日(日)  むなしい夜明けを迎えた。

夜通し、雲が空を覆い、冷たい雨も降っていた。
期待した夕べは、オーロラを見ることが出来なかった。


だんだん気合いが入らなくなってきたが、とにかく先に進むとしよう。
このハイウェイも出口までそう遠くない。

きっと、もっと撮影に適した「いい場所」もあるだろう。


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     アラスカ山脈をパノラマで一望出来る素晴らしい場所を発見。天気はどうあれ、今夜はここで心中する。
右側に氷河が見える。


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     幸先よく虹が多く見られた。太陽は地球上に多くの現象をもたらすものだ。

・・・



結局、このハイウェイで、4夜挑戦したが、頭の中に描いていたオーロラの景色は見られなかった。
オーロラが好機だったかもしれないというタイミングで、この結果はかなり落胆してしまった。
思い出してみれば、この4日間、青空も星空もほとんど見ていないような気がする。

いつものことだが、空の機嫌で一喜一憂してしまう。
まあ、これもいつものことでもある。

気持ちを切り替えなくては、この先取材を継続できない。
アラスカ山脈はきっぱり忘れることにしよう。

ホームグラウンドの北極圏までは800kmくらいあるが、夜中までにはたどり着くだろう。

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