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「札幌発JALアラスカツアーをふり返って」
あの感動をみなさんでふり返りませんか?

~オーロラ・神秘の光の舞いを見ることが出来たか?~
「札幌発JALアラスカツアーをふり返って」
&「中垣哲也デジタルスライドショー」

3月28日(土)開演 19:00 20:40 終了予定

【会場】 札幌エルプラザ 2F 環境研修室
    札幌市北区北8条西3丁目 011-728-1222

※ 参加者のオーロラ写真を募集、当日上映します。
  画像データをメールで送って下さい。

参加費 1,500円 (参加者全員にポストカードを進呈します)
予約不要

※ また、詳細はまだ決まっていませんが、2次会(懇親会)も計画しています。
  参加ご希望の方はメールでお知らせください。(会場予約のため)

お問合せ:mysong@aurora-dance.com 中垣

中垣哲也ウェブサイト
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アラスカ北極圏・サバイバル・ツアー報告 <前半>
誰か行いの悪い人でもいたのだろうか?
(ごめんなさい、そんなことはないですよね!)

皮肉にも、JALチャーター機ご一行様がお帰りになった瞬間から、
この時を待っていたかのように、フェアバンクスの空は360度完璧に晴れ渡っている。
そして本来あるべき気温まで冷え込んできたようだ。日中でありながらマイナス20℃は下回っているよう。

これからの行程は、以前、私のブログで「究極のサバイバルツアー」として紹介している、
私の取材に同行を希望する人と一緒の旅になる。
北極圏や私の取材に興味がある方が対象になるというわけだ。

私のサバイバルにおつき合いくださる一人目の方(ツアーの前半)は、アンカレジ在住のWさん、
二人目(後半)は、大学でオーロラを研究されているYさんが決まっていた。

tnstart.jpg  Photo by ニャンタローさん

出発を前に、先ずはMyガソリンタンクを雪の中から掘り出すことから始まった。
フェアバンクスにて、日本人のカズミさんご夫婦が経営しているB&Bの庭に預けてあるのだ。

Townsite Gardens Bed and Breakfast
清潔感あふれた、こじゃれたB&Bである。

Wさんと合流し、物資供給や荷物の積み込みを済ませ、午後1時にフェアバンクスを出発する。

快晴の中、北極圏ヘ向かって、ひたすら北上する。

2時間走って、はじめてDalton Highwayに突入するが、ここからは道がカーブが多く、道幅が狭く、走りにくい。


1dh_MG_3741.jpg

Dalton Highwayは北極海一歩手前のDeadhorseまで、およそ800km程もあるが、その間、いろんな景色が楽しめる。
この場所は決まって毎年「樹氷地帯」になっている。


2_MG_3816_1.jpg

「オーマイガッド!」

もはや脱出不能である。助けてくれるトレーラーを待つのみ・・・・


3_MG_3834.jpg

すっかり暗くなった頃、やっと北緯66度33分、北極圏に到達した。
しかし、目的地はまだまだである。


TNfire.jpg Photo by ニャンタローさん

Dalton Highway唯一の給油ポイント・Coldfootで、再び燃料をしっかり満タン。
さらに北へ向かう。
本日の撮影ポイントにやっと到着。石油のパイプラインの下に陣取ることにした。
星空ではあるが、オーロラはまだである。戦の前に食事を作ろう。

気温はおよそマイナス35℃、無風であるため何とか頑張れる環境である。


4pipe_MG_3837.jpg

Wさんが作ってきてくれたサーモン鍋を暖めようとするが、彼が用意してくれたガスコンロは寒すぎて無力であった。
私のMSR(登山用調理ストーブ)は何とか頑張っている。
そうこうしているうちに、定位置である北東の星空にぼんやりオーロラが見えてきた。
たらふくサーモン鍋をいただいたおかげで、寒さの中に跳び出して行ける元気がでた。


5pipe_MG_3662.jpg


6pipeline_MG_4117_1.jpg
パイプラインをからませるとユニークな写真が撮れる。

はじめ弱々しかった神秘の光は、徐々にたてに線が見えるようになってきた。
こうなると撮影もギアチェンジがかかる。
あっちの空、こっちの空でダンスを始める可能性が高くなってくるからだ。

ここはすでに北極圏である。北緯67度であろうか。
フェアバンクスにいるよりは、頭上にオーロラが展開する機会が多いような気がする。

・・・・・・

運転席で目が覚める。引き続き好天である。と言うより、曇るような気がしない。


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100年前は金鉱で栄えていた?Wisemanで。


8hk_MG_4391.jpg

さらに北上し、ブルックス山脈に本格的に進入する。


9_MG_4394.jpg

森林限界を超えた。峠は近い。


TNAtigunpass1.jpg Photo by ニャンタローさん


TNbluesky.jpg Photo by ニャンタローさん


iceLake_MG_6870.jpg

BrDhy_MG_7863.jpg
石油パイプラインとダルトンハイウェイ


10_d_MG_4404.jpg
ディナーはゴッツイ牛肉のステーキである。
これで極寒の徹夜作業を乗り切るのだ。



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ブルックス山脈のど真ん中でオーロラを待つ。


11_br_MG_5232.jpg

月明かりの中、早い時間からオーロラ登場。

北緯68度、ここはいきなり頭上にオーロラが現われることも少なくない。


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頭上に見事なオーロラのアーチが架かる。

「いま、オーロラの真下にいる!」


BrNR3.jpg

徐々に輝きを強める。
アーチは明るい月明かりと絡み合い、刻一刻とその形を変えている。


BrNR2_MG_4848.jpg

南側に振れたオーロラは、一気に動き出し、線構造が見えてきた。
こうなると、お祭りの始まりである。


BrNR5_MG_5657.jpg


BrNR6_MG_5540.jpg

お祭りの一コマ。このお祭りを見るためにここまでやってきたのだ。

この夜、数千枚のオーロラの撮影が出来た。

新しいカメラによる撮影は、以前よりも短時間でシャープな映像である。
今後のスライショーの映像は今までとは次元の違う「リアルさ」を追求できるはずだ。



TNsoupcurry.jpg Photo by ニャンタローさん

2夜連続で素晴らしいオーロラと出逢う。

先ずは明るいうちに腹ごしらえである。
十八番のスープカリーをつくる。


TNBrooksPhoto1.jpg Photo by ニャンタローさん

それにしても好天が続く。
今夜もきっとそうだろう。


DhyNsp_MG_5458.jpg

ブルックス山脈を北に抜け、天候が良いので、北極海一歩手前のデッドホースに向かう。


GoToDeadhorse_MG_5452.jpg

私は何度もここに来ているが、こんなに好天に恵まれたのははじめてである。


_MG_5443.jpg



TNdeadhorsefisheye.jpg  Photo by ニャンタローさん

日没前、デッドホースに到着する。


TNdeadhorseFish2.jpg Photo by ニャンタローさん

何をしてる?・・・・接写中。


SunsetDeadhorse_MG_6977.jpg

サンセット直前は、太陽は見る見る形を変化させた。自然が創り出す見事な「美」



TNsunsetDeadhorse.jpg Photo by ニャンタローさん

晴れているので、放射冷却現象が起きている。
とにかく寒い、というか、痛い。

ブルックスへ戻ろう。


TNBrooksAurora1_MG_7637.jpg

ブルックス山脈が見えるところまで、引き返して来た。
いつもは風が強いところで、今まで撮影に成功した事は一度もなかった場所である。

月明かりが日に日に明るくなってきた。

今夜はどうかなあ・・・?


BrNR88_MG_7233.jpg

この夜、胸を踊らせるような見せ場はなかった。
しかし、念願のブルックス山脈に落ちていくオーロラを見ることが出来た。

いや、ここにいること自体が素晴らしいのだ。



TNstrongWind.jpg Photo by ニャンタローさん

またしても運転席で目を覚ます。
なんてことだろう。あの好天から、嵐のような風が地面を吹き荒れていた。

カメラを出しっぱなしであった。

それを片づけようとした瞬間、2台のカメラが、重たい三脚ごと風に飛ばされた!

ブリザードである。


TNstrongWind2.jpg Photo by ニャンタローさん

ただでは引き返さない。ブリザードを撮るのだ。
と言っても、本格的になれば、外で撮影なんて論外である。


Brz_MG_6260.jpg

新たに雪が降っているわけではなく、地吹雪だけで、こんなに吹きだまりが出来ている。


TNbladerepair.jpg Photo by ニャンタローさん

おまけにワイパーも飛んでしまった。


_MG_7661.jpg

ツンドラの大地で「飛んだ」カメラの一台は、あっけなく見事にクラッシュした。
レンズも脱却できず、ここまできて、大ピンチである。


DltnHwHwySnow_MG_6284.jpg
とにかく引き返さなくては。
どこに道があるのだろう。吹きだまりで、運転に緊張を強いられる。


TNagainstBrooks.jpg   Photo by ニャンタローさん

白一色の世界であったが、一瞬明るくなる。美しい・・・


ArcticFox.jpg

キタキツネの親戚のレッドフォックス。
さすがにキツネさんも寒いのだ。
この立派な襟巻き尻尾はだてに着いているのではなく、自分を暖めるためについているのか?


TundraStrongWind2_MG_6274.jpg

天候の悪いブルックスはあきらめて、どんどん南へ進む。しかし、ブリザードは収まらない。


DltnHwySnow2_MG_6364.jpg

これでは食事も作れないし、オーロラも見ることは出来ないだろう。
南へ、進めるだけ進もう!

ブルックス山脈の峠(Atigun Pass)を超えたところで、何と!
100メートル先に、今まで一頭も見かけなかったカリブーが大群になっているではないか!

Caribou_MG_7914.jpg

感動でドキドキしながら、そ~っと三脚をセットし、望遠をつける。
うっ、その私の行動を見ていた数頭が、私の不審な行動に反応してしまったのだ。
そうすると、皆一斉に逃げ出した~!


Caribou_MG_7959.jpg

少し走っただけで、またみんな食事をしているようだ。彼らは雪の下の草やコケを食べているのだ。
総勢、300~500頭はいるよう。こんな大群を見るのははじめてだが、星野道夫氏の世界を思い浮かべてしまう。
非常に警戒心が強い彼らに近づくのは、じっくり、ゆっくりと、本腰を入れないとなかなか近づけないし、まともな写真は撮れない。
星野さんの苦労を垣間見た気がした。


Caribou2_MG_8056.jpg

ここ北極圏はまだまだ春は遠い。彼らは南の方向へ移動中だったのだ。
ちゃんと皆並んで歩いているのだ!


Caribou1_MG_8185.jpg


雪も降っているし、辺りは日が暮れてすっかり暗くなってきた。


暗くても、寒くても、雪が降っても、風が吹いても、彼らは厳しい自然の中にたくましく生きている。

感動。

いつか、もっと近くで、彼らの足音を聞いてみたい。


ミクシー会員の方は、「ニャンタロー」さんの日記をのぞいてみては?
私のブログと違って、とてもマメですし、楽しいですよ。


協力:SIGMA 株式会社シグマ

中垣哲也ウェブサイト
JALチャーター機アラスカツアー<続編>
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ツアー2日目はアラスカ大学のIARC(国際北極圏研究センター)

当センターの創立には、オーロラ研究の世界的権威である赤祖父俊一博士が多大な尽力をされ、また初代所長を務められる。

気候変動と極域の変化の相関関係等の解明を目指しており、ここを拠点に、これまでに、"地球フロンティア"、などの国際的な北極圏研究が進められてきている。
言わば「地球温暖化」研究の最前線である。

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ドーム型全天投影式「オーロラビジョン」とも言おうか。
実際のオーロラを魚眼レンズで全天撮影し、それを再現投影できる素晴らしいコンパクト型プラネタリウムである。


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「オーロラは作ることが出来る!」
なんと、人工にオーロラを発生させる装置。ガラスの中は真空に近い状態にされ、特殊なガスが微量に封入されている。
そこに高電圧をかけて電流を流すと、あら不思議!

この原理は、一般のネオンや蛍光灯と変わらない??


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オーロラ研究において、泣く子も黙る「赤祖父俊一博士」の講演会で。
今回の参加者はみな意識が高いようで、質問も多かった。
日本未来科学館友の会員の方も多かったためだろうか。


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赤祖父俊一博士は「地球温暖化」について、大変興味深いコメントをされた。

温暖化の原因は、人類の温室がス効果よりも、地球の自然変動によるものが圧倒的に多いと。

私たちは正確な実情を知るために、偏った報道ばかりに耳を傾けるのではなく、幅広く見聞し、客観的に判断することが必要なのだろう。



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本ツアーの実現にもっとも貢献された国際北極圏研究センター・福田正巳教授(元北海道大学 低温科学研究所教授)のガイドで、永久凍土の中へ。
太古の昔の有機物から発せられるメタンガスが充満する、特殊な空間である。
通常は軍の管轄にあり、一般の者は立ち入ることは不可能である。


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1~4万年前の世界が封印されている、地球の歴史を凝縮して見ることが出来る。
温暖化研究においても、非常に興味深い。


さて、初日に劇的なオーロラを体験した本ツアーであるが、2~4日において、天候がさえなく空を見ることが厳しかった。
北の空にわずかにその存在を確認することは出来たが、「見た!」というレベルのオーロラはお目にかかれなかった。

私が採点するオーロラ観賞勝敗は、
4戦1勝3敗であるが、その一勝は通常はなかなか見ることが出来ないびっくりオーロラであり、大勝と言えるだろう。

JALのチャーター機が札幌から飛ぶことは来期以降期待できないが、成田などの国内から経由することで、札幌企画をぜひ継続していただきたい。
アメリカ本土を経由してアラスカへ向かうには、楽ではない。

中垣哲也ウェブサイト
<祝> 劇的!吹雪から驚異のオーロラ現る!
初日、朝にフェアバンクスに到着したが、お昼にはチェックインを済ます。

チャーター機といえども、札幌をはじめ、全国から成田に乗り継ぎの人はまあまあの長旅でお疲れのよう。
そもそも、マイナス18時間の時差に調子が狂うはずだ。

オーロラを鑑賞する場所は、フェアバンクスからバスで40分程度移動したスキーランドの頂上のロッジに陣取る。
初日から3日間は同じ場所である。
天候が悪いと言うより、この場所ではちょっとした吹雪模様。
私も同行し、出来るだけみなさんと交流する日と決めた。
この天気だと取材にならない。最初から本気モードにならず、最小の機材で乗り込んだ。

現地到着するも、皆ロッジにこもる。


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しばらくして、吹雪はやまないが、空の部分的に辛うじて星が見えるようになる。


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雲が薄くなってきたのか、何やら怪しい雲の帯が・・・・・もしかして、オーロラだろうか?


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やがてオーロラであるとはっきり確認できる程度まで見えてくる。
JALツアー、初日から、一応オーロラ出現である。


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徐々にオーロラらしく形を変化させている。

「これがオーロラですか?」


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しかしながら、相変わらず雪は降り続く。
すっきり晴れてくれれば・・・


JAL090226_MG_3395_1.jpg

全天雲が薄くなり、うっすらと頭上にアーチが架かる。
徐々であるが、天候もオーロラも良くなっている。
がんばれ!


JAL090226_MG_3328.jpg

一気に動き出した!
ロッジの中で油断していた人たちが外に飛び出してくる。

ついにショータイムか!?


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その時は一瞬にしてやってきた。

超高速で動き回る驚異の光の舞いが頭上で炸裂した!!

実際に目の当たりにした人は、この写真とは比較にならない光景であるかわかるだろう。

極上のオーロラは肉眼で見なくては意味がないのである。
それは、その魅力を完璧に撮影することは絶対に困難である。


薄く雲がかかっていて、この光景である!

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ショータイムは1時間くらいあっただろうか。

おさまったころにまたやって来る感じで、ツアー初日にして、100点満点の見せ場があったと言えるだろう。

なんと幸運な人たちだろうか。
私は2週間粘っても、この光景に絶対逢えるとは限らない。

空の晴天度は50%以下で、薄曇りの下から空を見ているわけだが、
これがクリアに晴れていれば、相当きれいなオーロラが見られたに違いない。
その時はきれいな色も楽しめたろう。


集合記念写真3637

日本科学未来館友の会のみなさんなど、みなさんで記念撮影。素敵な笑顔はとても満足そう。
(この写真をプリントすることも可能です。中垣までメールをお願いします。mysong@aurora-dance.com)

中垣哲也ウェブサイト
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