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いよいよ北極圏を目指して
14日(日)再びフェアバンクスへ立ち寄り、10日分の食料は確保出来た。

夕方から北極圏目指して北上を始める。

フェアバンクスを北上、2時間走り続けて、ここでやっとダルトンハイウェイの基点に到達する。
やっとダルトンハイウェイにたどり着いた、といった感じである。

ここから先は舗装路面はほとんどなく、ガタガタで穴だらけで非常に走りにくい。
スピードを出すとタイヤに衝撃が強くなりパンクの恐れがある。
また、のろのろ走ると先が果てしなく長いので莫大な時間を費やす。
要するにパンクしない程度に飛ばさなくてはならない。
長い時間、神経を集中させながらの運転を強いられるのだ。

もうダルトンハイウェイを北上するのは8回目にもなるが、毎回感じることはとにかく道のりが長く険しい。
このブログを読んで、この究極のアドベンチャーロードに挑戦してみたく思う人がいると思うが、
一般のレンタカーは乗り入れ禁止であり、非常に危険である。
666kmのダルトンハイウェイには、途中に一ヶ所のロードサービスがあるのみである。
途中で車がトラブって動かなくなったらピンチになるのである。
ある程度自分で対処出来ない人は入り込めない道である。


フェアバンクスのスーパーで買い込んできた肉などの生ものは今日中に食べてしまいたい。
しばらくこのようなものを食べることが出来ないので、今夜だけの贅沢である。

展望スペースのようなパーキングに車を停める。
いつしか雨がみぞれに変わってしまった。
すっかり冬、またしても暗闇の中でディナーの準備に取り掛かる。

あたりはシーンとしているが、なにかシューと音が聞こえる。
タイヤからだ。
ああ、いきなりパンク・・・

金属はタイヤに突き刺さり、すごい勢いで空気が漏れ出している。
寒くて暗くてビチャビチャのところでタイヤ交換である。

通り掛かりの一台の大きなトレーラーが私を見つけ、若い運転手が降りてきて、私に心配そうに話しかけてきてくれる。
この特別な一本道を通行する者は皆、連帯意識を持っているのである。
困ったときはお互い様、というような感じである。
彼曰く、「この先20マイルで雪が積もっている」
戻った方がいい、とまでは言わないが、私の車のタイヤを見て、これで行くのか?大丈夫かな?
と言った感じのニュアンスである。

アラスカではスタッドレスタイヤは存在しないのだろうが、装着されているタイヤは夏タイヤよりはましなオールシーズンタイヤだろうか。
今回は秋の取材だと甘く考えていた。
数週間前の情報で今年のアラスカは大変な冷夏だと聞いていたが、9月中旬で冬が始まっているとは思わなかった。

しかし問題はこの先スペアタイヤがない状態で、タイヤ修理の出きるColdfootまで無事に走破しなくてはならない。
あと170マイル(270Km)もある!

タイヤ交換後も空気圧やセンサーの異常警告が出るが、ここでは空気すら入れることは出来ない。
とにかく4本のタイヤのみで、この悪路を無難に270Kmを走り抜こう。

20マイルほど走ると、やはり吹雪になり路面に雪が積もってきた。
まだ北極圏までほど遠い地点で見通しが利かなくなってきた。
急に心細くなる。
引き返すべきか、このまま先へ進んで天候の回復を待つか・・・

「一陽来復」という言葉を思い出した。

日程的なゆとりが私の背中を押してくれた。
北極圏に行けばいつかはチャンスは来るだろう。

深夜、巨大なユーコン川を渡る。
ユーコン川はまだ北極圏ではないが、一つの目安である。
気分的に、ここまできたら引き返す気分にならないくらい進んだ気分になれる。
(気分は)もう少しで北極圏・・・(実際はまだまだである)

北上するにしたがって雪は止んできた。
空に隙間が見られるようにもなってきた。

日付が変わって数時間、やっと北極圏に到着。
フェアバンクスを出発して9時間も経っていた。

満月の明かりで空が明るいが、車を停めて、オーロラが出ていないか観察する。

0914fullmooncloudynight.jpg
満月で雲が多いので空がとても明るい。


08091401.jpg

弱いながらも光っているようだ。

08091402.jpg


お気に入りの湖まで到着。車から降りて空を見上げた瞬間、
一瞬、閃光のように鮮やかなオーロラが走る。

ああっ!

08091403.jpg


カメラをセットする間もなく、過ぎ去ってしまった。
惜しかったなあ。
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