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吹雪!ツンドラから撤退
21日(日)

忌まわしい水蒸気に完全に覆われた北極海一歩手前のDeadhorseに別れを告げる。
このツンドラにいても、霧に包まれていて、回復を望める天気予報でもないからだ。

予報ではアラスカ中央部(フェアバンクスあたり)は天気が良さそうだ。
さすがにそこまで戻ろうという気分にはなれないが、ブルックス山脈あたりまで戻って、天気の様子を窺うとしよう。

夕方から、アラスカの北端のツンドラから南方へ向かって走り出した。
ちなみにここからフェアバンクスまではおよそ500マイル!、800Km程あるが、
その間、町らしい町はひとつもない!
究極のアドベンチャーロードと言っては聞こえがいいが、慎重な人ならこの道を走ることはないだろう。

案の定、走り出してすぐに天候がますます悪くなってきた。
ブリザードまでは行かないが吹雪で視界がきかない。
およそ200Kmの距離を、ただ数十メートル先をライトで確認しての運転となる。

気温はそれほど寒くないが、積雪があると、このタイヤでは危険になる。
冬タイヤではない。
なんといっても、ブルックス山脈の1400mの峠を越えなくてはならないのである。

走っても走っても状況は変わらず、
深夜になって、やっとツンドラを走り抜けた。
長い時間、神経を使いながらの運転は非常に疲れるものである。

ブルックス山脈の峠の一歩手前までたどり着いてへとへとになってしまった。
相変わらず雪が降っているので、超えるのは明日にしよう。

今夜はオーロラどころか、雪である。

・・・

08092201_MG_0393.jpg

お昼頃目が覚めると、あたりは真っ白。
9月にして、完全に冬になってしまった。同じ季節に何度もここに訪れているが、今年は妙に季節の進み具合が早い。

太陽活動も近年、これまた妙に静かなようである。そのような報道や、研究者の話を聞いた。
ここにいて、「温暖化」という言葉はまったく縁がないような気がする。

むしろここ数年は「寒冷化」に向かっているとの話も聞いたが、私の経験ではむしろそちらの方が信憑性を感じる。

ちなみに「温暖化!温暖化!!」と騒いでいるのは日本だけであって、アメリカでは温暖化の「お」の字もでてこない。

峠を越えようとするトレーラーなどは皆、私が停っている駐車スペースでチェーンを巻いている。
私はそれを持っておらず、タイヤも冬タイヤではない。
しかしここを超えないとどうにもならないので、慎重に強行突破することにした。


08092202_MG_0406.jpg

Atigun Pussと言うブルックス山脈の峠を越えると、別世界が広がっていた。
そして久しぶりに太陽の気配を感じることが出来た。

気持ちが明るくなる。

08092203_MG_0675.jpg

夕日の赤い色が美しい・・・

峠から南方へそう遠くないところ、久しぶりの「森」を傍らに陣取る。

撮影ポイントはどこでも言い訳ではなく、かなり微妙である。

真っ暗い夜を過ごすのと、東西南北のどちらにオーロラが出ても、それなりに「絵」になること、それと「恐怖感」があまりないところが条件になる。

街灯など全くない世界、夜は真っ暗になるし、グリズリーやオオカミが普通に営んでいる世界である。

08092204.jpg

日付が変わって22日になった。

久しぶりにオーロラが登場。
ささやかに北東の空からやってきた。

08092205.jpg


08092206.jpg

なにか、久々に逢ったオーロラであったが、弱々しく、天候もすっきりとはしない。

明け方にはすっかり北の空に戻ってしまった。


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