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アラスカへ突入 9月10日(日)Kluane Lake → Fairbanks → ユーコン川付近 8日目
滞在日程の半分を経過した。
今回の旅の日程は半分カナダユーコン、そして残りの半分はアラスカ北極圏と決めていた。

結局4日間過ごしたKluane Lakeを未明に出発してから、快調に飛ばす。
しばしカナダともお別れである。

国境を越えると頭の中でキロからマイルへ、リッターからガロンへと切り替えが必要。
もちろん通貨も切り替わるので、あらかじめU.S.ドルの準備が必要である。

国境を越えてしばらく山の中を走るとU.S.A.(アラスカはU.S.A.)のImmigrationがある。
田舎で車の通行量も少ないせいか、入国審査ものんびりとやっている。
毎回ここに来て思うが、「もう早くしてよ」と言う気分にさせられる。
まあ、その割には威圧的な態度は本土でも、このど田舎でも変わらない。

5.jpg
     運転しながら車のサンルーフから手を出して撮影。車から降りるとすぐに蚊の大群に囲まれてしまうのだ。

カナダ~アラスカ国境付近はほとんど町らしい町は存在しない。
半年以上に及ぶ厳しい冬のことを考えると、ここに定住する理由は皆無のような気がする。

2.jpg
     気に入った場所では仕方なく車を止めて外で撮影。テキパキと一瞬で終える。

国境を越えてから少し走るとアラスカ山脈が見えてくる。
フェアバンクスまでの道のりはずっとアラスカ山脈と並走するような感じである。

昨日、カナダのWhitehorseで車のエンジンオイルの交換を促す警告が出ていたが、
ついに「直ちに交換!」のサインに変わってしまった。・・・大丈夫だと思うが気になる。

やっと町らしい町にたどり着いた。Tokという町のスタンドですぐさまオイル交換してもらう。

交換完了。これでばっちりと思いきや、警告は消えなかった。誤動作か、
「・・・まあ、いいか!」


結局24時間以上睡眠を取らず、熊とご対面している時以外はひたすら走っているような気がする。
Fairbanksに到着したのは夕方近かった。
低血糖で意識がややもうろうとしてる気がした。

まずはFairbanksダウンタウンの知り合いのB&Bに向かう。
カズミさんという日本人女性がアメリカ人の旦那さんと経営する、とても清潔感あふれるすてきなB&Bである。
http://www.mosquitonet.com/~townsite/

私が今年3月に来たときに、捨てようと思っていたガソリンタンクを引き取ってくれた。
そして何よりも私にとって貴重な情報をバイリンガルな彼女から日本語で聞けるのでとても助かるのである。
カズミさんのコーディネートによるお部屋のいい雰囲気で私も一泊くらいのんびりしてみたい!と思うのだが、
私にとっては、夜は都会にいてはならない、山の中でオーロラを待つのが「義務」なのである。

再びガソリンタンクを借りて、一週間分の食料のチェックと供給、燃料をフルに入れ、
あとは久しぶりにマイパソコンをネットにつなぐ。
アラスカ大学近くのカフェで日本とつながる場所があり、いつもここから日本にいる友人に
「これから北極圏へ行きます。もしかするとこれが最後になるかもしれません」とメールをするのだ。

さて、アラスカの北極圏に向かうのはこれで5回目だ。

今回は寒くないのでとても気が楽で、不安はまったくない。
パンクくらいならすぐ交換できるが、スペアは一本しかないので、出来るだけパンクしないように気をつけて運転をする。ダルトンハイウェイは穴だらけであり、スピードをだして何度もタイヤを穴に落としていたらすぐにパンクするだろう。
とても神経を使う過酷な長距離ドライブである。

一回の取材でもブルックス山脈あたりでは何度も何度も行ったり来たりしているので、私の地元の北海道の道よりも詳しいかもしれない。

Fairbanksから北上、だんだん暗くなってきた。そういえばまたしても食事をしていない。
真っ暗闇で煮炊きをすることを想像すると・・・さまざまな恐怖感がよみがえってきた。

「今日は明るいうちに飯にしよう。」

これから一週間北極圏突入である。気合いを入れるにはこれしかない。
スパイスたっぷりのスープカレーである。

スパイスはこだわりである。
私が札幌で行きつけのSavoyというスープカリー店のママが、いつも私が旅をする時にプレゼントしてくれる、元気の源のような魔法のスパイスである。
「元気の酵素」ともいうべきか。

まだそれほど暗くなく、気温が下がっていなければ蚊の大群がやってくるのだ。
物事、なかなかうまく行かないものである。

タマネギやじゃがいもをどっさり入れ煮込むが、すぐに沸騰して例によって火加減調節ができないので吹き出してしまう。
こん畜生とばかり、鍋のフタを片手で無理やり押さえつけ、吹いて来ないようにがんばってみた。
圧力鍋状態ですぐに煮えるだろう。

と、ちょっとした力の油断がまたしても惨事を生み出した。
しばらく鍋の中にため込んだ圧力がちょっとしたすき間から吹き出し、またしても右手の人さし指を直撃した。
軍手をはめていたがその高圧の熱気にはなんの効力もなかった。
大事な右手は泣きっ面に蜂状態である。

それでもなんとか作り上げ、蚊の大群から逃れるように車の中へ逃げ込み、食事にありつけた。
苦労した割には激痛によって1日に1回の幸せなひとときも半減してしまった。

このカレーは毎日少しずつ具を換え、味を変え飽きないようにして2~3日つなぐのがパターンである。


腹も満タンになり、血糖値も回復、再び元気が出る。右手は見事に水膨れ、冷やさないと痛くてたまらない。

すっかり暗くなるが先を急ぐ。

Fairbanksから200kmも進んだろうか。まだ北極圏ではないが、あたりは2年前の山火事ですっかり見晴らしがよくなっている。
まだ残照は残るが、月明かりの中、きれいな星がいっぱい出てきた。

3.jpg
        北斗七星の下にこんなに隙間がある。北極星はもう頭の上のような感じがする。
淡いオーロラが写っているが、肉眼では?だった。

何となく、淡い雲のような流れはオーロラかな??と、まずデジタルで撮影してみる。

即座に雲でないことがわかり、「今夜は久しぶりに元気に出てくれるかな?」と期待してしまう。

8.jpg
     月とオーロラが重なる。石油パイプラインが見える。


1.jpg
     北東の空にいたオーロラはやがて私の頭の上に迫ってきた。複数のオーロラが踊りだした。


7.jpg
         大河のようなオーロラ。う~ん、すごい光の大河だ。

4.jpg
       雲が増えるがオーロラも負けない。がんばれ!


星があって、お月様がいて、いろんなオーロラが踊って、たくさんの雲が流れて、そして自分も楽しめました。


夜半すっかり曇ってしまったので、もう少し進むことにしよう。
今夜はせめて大河ユーコン川を渡ろうか。
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コメント
この記事へのコメント
エメラルドグリーン
いつきてもため息がでるきれいな写真。
今回も空、星,月、雲、そのなかのオーロラダンス。
オールキャストでその真っ只中にいる中垣さんの感動を思いながら
みせていただきました。
魚眼レンズのオーロラもなんだか自分が空を見上げているようで
いいですねぇ~.エメラルドグリ~ンがすてきです。
2006/10/11(水) 11:52:24 | URL | Mai #-[ 編集]
承認待ちコメント
このコメントは管理者の承認待ちです
2006/10/12(木) 08:56:25 | | #[ 編集]
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このコメントは管理人のみ閲覧できます
2008/08/21(木) 21:29:06 | | #[ 編集]
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